沈黙バット

 

大嫌いって言うならその理由もずらっと並べてよ
そしてもっと核心をついて僕を落としていって
「そのくらい分かんないの」って もう嫌ってんなら言えるでしょ
なぜに最後に忘れさせないような素振りで去るの
 
飲み込んだ言葉は優しさと言うのか
臆病な僕なら沈黙とでも言うのか
 
いつから日常の当たり前が嘘になっていた
そしたら目には見えないものが真実と呼ばれた
いつしか日常の当たり前が僕を作っていった
そしたら目には見えないものが真実を奪い去った
 
異常な振りでもしてないと正常でなんか居られないよ
味をしめた中毒者のようにバットを握り締めて
大切ってなんだったっけ 鈍い音の後なら分かるのに
なぜに最初に忘れることがないように誓いをたてるの
 
搾り出した言葉は本音の一歩手前
臆病な僕なら皮肉とでも言うのか
 
いつから日常の当たり前が僕になっていた
そしたら目には見えないものが君と呼ばれた
いつでも日常の当たり前が嘘を作っていった
いつでも目には見えないものが真実を奪い去った
 
だったら裏と表をいっそ反対にしよう
悲しみを笑ってしまえ 嬉しさを滲ませるのさ
いつでも日常の当たり前が嘘を作るから
いつでも目には見えないものが真実と呼ばれんだ
inserted by FC2 system