シスター

 

手招きされるがままに身包み剥がされた 
焼ける様な太陽の光で落ちる所まで落ちそうだよ 
唯一の気がかりがすり抜けていく指先 

過ちに気づく以前に言葉を選んでた 
焼ける様な喉の痛みも最早支配する術はない 
こぼれた吐息が鼓膜に触れた感覚 

後退りしたところで逃れられはしないから 
永遠を一瞬に感じられるその瞳に映り込んでいたい 

涙流すまで喜ばしてよ その手の中に総てがあるのなら 
どんな場所でも道連れに仮初めの愛でも構わないから 

穢れ落ちていく様に同情は不必要 
使い捨ての人形みたいね 余す理性すら溶けていくよ 
単純に愛だけに従順な神経 

回りくどいやり方で結末を知らせないでよ 
貴方との顛末を見届けた後に一頻り余韻に浸りたい 

どんなに体裁を繕っても答えはその姿を掴ませない 
十字架の前で跪く覚悟さ 
素直ってやつの形がどうあれ 

涙流すまで喜ばしてよ その手の中に総てがあるのなら 
どんな場所でも道連れに仮初めの愛でも構わないから 

絶えずそのままでやり過ごしてよ 気付かなければ総てが真実さ 
愛すこと以外能無しで仮初めの愛でも厭わないから 

その手の中に総てがあるのなら

 

 

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